Vol.042026年5月9日
Design

5 部門それぞれで異なるヒーローを設計する

同じ「記事ページ」でも、Engineering と Essay でヒーローの組み方を変える。読み始めの空気を部門で切り分ける設計。

2026年5月9日·2 min·SoraEndo
SoSoraEndo2026年5月9日2 min885

なぜ部門別に hero を変えるか

5 部門があるのに、記事ヒーローのレイアウトが全部同じ、という雑誌は 書き手の個性が見えなくなる。少なくとも私はそう感じる。

技術記事と随筆を同じテンプレで読むと、読み手の脳内モードが切り替わらない。だから記事ヒーローだけは部門別に作り分けた。本文(reader-prose)は共通でいい。ヒーローが「どの声で書かれた記事か」を予告する役割を持つ

5 種類の hero を作った:

部門レイアウト特徴
Engineering12-col, mono メタライン + 巨大 ID観測誌寄り、データ感
Design中央寄せ、余白多めエディトリアル誌寄り
AI2-col with logbook サイドカー機械的整列 + 観測ノート
Process日付スタンプ箱 + タイトルジャーナル / 日誌寄り
EssayFraunces italic 連番 + 静かなタイトル文芸誌寄り

Engineering — 12-col grid + mono メタ

Engineering の hero は 観測機器のダッシュボード をイメージした。

▪ ENGINEERING · #0054 · 3 MIN · 1,064 字 · 14 view
[巨大タイトル]
[1 段組 lead]

mono の 1 行に部門 / 記事 ID / 読了 / 字数 / view を並べる。等幅で並べると 観測中の誌面 に見える。タイトルは 56-72px の display で 2 行までに収める。

Design — 中央寄せ、余白多め

Design 記事は 誌面そのものを楽しむ部門 なので、hero に余白を持たせる。

[chip: DESIGN]    ← 中央
[巨大タイトル]      ← 中央
[lead]            ← 中央 max-w-620px
[date · read · author]  ← 中央 mono small caps

中央寄せにすると視線がページ全体に散らない。「読み物としての設計」を予告する。

AI — 2-col with logbook

AI 記事は 「観測ノート」と「本文」の二元構成

[巨大タイトル]              | LOGBOOK
[lead]                     | DATE     2026-05-09
                           | READING  4 min
                           | WRITER   SoraEndo
                           | LENGTH   1,439 chars
                           | VIEWS    2

右に Logbook(観測情報)を縦に並べた。これがあるだけで「機械を観察する記事」の雰囲気が出る。<dl> で組んでアクセシビリティも担保。

Process — 日付スタンプ箱

Process は 日々の運用記録 なので、日付を主役にした:

┌──────────────┐
│ LOGGED       │  [PROCESS タイトル]
│ 2026年5月9日  │  [lead]
│ 4 min ·...   │
└──────────────┘

左に「観測日付スタンプ」のような箱を立てる。text-[34px] tracking-[-0.025em] で日付を主役級にする。記事の中身より「いつのことか」が大事な部門。

Essay — Fraunces italic 連番

Essay は 静かに、文芸的に

50.            [chip: ESSAY]
(huge          [巨大タイトル]
 italic)       [lead — italic]
               [author · date · read]

連番(50.)を Fraunces italic で巨大に左に置く。タイトルと並ぶ。読み手はまず 数字 で「これは何号目の随筆か」を把握する。本の章番号のような扱い。

どこで失敗しがちか

最初は Engineering hero に「巨大 #0012」を置いて完全に主役にしていた。これがタイトルとぶつかって読みづらくなった。hero の主役はタイトルで、ID やナンバーは脇役、という当たり前の優先順位を守る。

まとめ

5 部門 × 5 hero は手間に見えるが、書き手にとっての差別化 として効く。部門ごとに筆が変わる雑誌は、読み手の脳内モードも切り替わる。

ヒーローは記事の表紙。表紙が同じなら、中身の声色も同じに聞こえる。

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