Vol.042026年5月9日
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Process

個人サイトに法務ページを揃えるまでの手順

AdSense 申請の前提条件、プライバシーポリシー / 利用規約 / お問い合わせ / 特商法。最小構成で揃える実プレイブック。

SoSoraEndo2026年5月9日4 min1,430

なぜ必要か

個人サイトを公開して 収益化(AdSense・アフィリエイト・Newsletter のメール取得) をする時点で、法務ページは「あったほうがいい」ではなく「無いと回らない」になる。

具体的には:

  • Google AdSense はプライバシーポリシーが無いサイトは審査落ちする
  • GA4 / 広告タグ で Cookie を使うなら、利用者への開示と同意取得が法律上の前提
  • アフィリエイト 記事は景品表示法 + ステマ規制(2023.10〜)で「広告である」表記が義務
  • 物販 / 有料コンテンツ は特定商取引法に基づく表記が必要

公開前に 30 分かけて 4 ページ揃えれば、後で慌てずに済む。

揃えるべき 4 ページ

URL内容優先度
/privacyプライバシーポリシー必須
/terms利用規約推奨(無くても罰則は無いが、広告主・スポンサーへの信頼度に影響)
/contactお問い合わせ必須(AdSense 審査で「連絡先」を確認される)
/commerce特定商取引法に基づく表記物販する時点で必須、しない場合は placeholder で OK

これらが フッターから常に到達できる こと、sitemap.xml に含まれている ことが重要。

/privacy に書く 11 項目

AdSense 推奨フォーマットと個人情報保護委員会の雛形を合わせると、おおむね次の項目が必要になる:

  1. 取得する情報(アクセスログ / Cookie / GA / 連絡時のメール等)
  2. 利用目的
  3. Cookie の使用について
  4. 第三者サービス(Google Analytics / AdSense / アフィリエイト)
  5. 個人情報の第三者提供
  6. 個人情報の管理
  7. 個人情報の開示・訂正・削除請求
  8. 外部リンク
  9. 未成年の利用者
  10. プライバシーポリシーの変更
  11. お問い合わせ窓口

雛形をベタ書きして、自分のサイトに合うように差し替えればいい。「Google AdSense は将来的に利用する予定です」と先に書いておく と、申請時に PP を更新せずに済む。

/terms は 11 条で十分

利用規約は次の 11 条で個人サイトとしては十分だ。

  1. 適用
  2. コンテンツの著作権(CC BY 4.0 + MIT 等のライセンス明記)
  3. 禁止事項
  4. 免責事項
  5. 外部リンク
  6. 広告の表示
  7. サービスの変更・中止
  8. 個人情報の取り扱い(PP へのリンク)
  9. 準拠法・管轄裁判所
  10. 規約の変更
  11. お問い合わせ

書き手として大事なのは 第 4 条(免責事項)と第 2 条(著作権)。技術ブログなら「掲載コードは MIT、本文は CC BY 4.0」のように ライセンスを明示 しておくと、将来引用されたときに揉めない。

/contact は連絡経路の宣言

/contact は「どこから連絡するのが正解か」を宣言するページ。個人運営なら経路を 意図的に絞る 方が運用が楽だ。

1. X (Twitter) DM         主経路
2. GitHub Issue           不具合・コード関連の補助経路
3. メールアドレス          公開しない(spam 対策)

連絡フォームを置くと spam 対応コストが増える。X DM のみ にすると相手は X アカウントを持つ前提になるが、個人ブログの読者層なら問題ない。

加えて以下も書いておく:

  • 開示請求(個人情報の開示・訂正・削除)の窓口
  • お問い合わせ前のお願い(件名 / 記事 URL の添付など)
  • 営業 DM への対応方針

/commerce は今は placeholder で OK

物販・有料サービスをまだ提供していない時点では、特商法ページは placeholder にしておく。

**現時点では、本サイトは記事閲覧の対価を取得する物販・有料サービスを提供していません。**
将来的に有料コンテンツを開始する際には、本ページを更新のうえ告知します。

事業者情報の表は 項目だけ用意 しておく:

  • 販売事業者の氏名
  • 運営責任者
  • 所在地(個人運営は「請求があれば開示」が許容される)
  • 電話番号(同上)
  • 連絡先(X DM 等)

これだけあれば AdSense 審査で「特商法ページが無い」とは言われない。

footer 導線とサイトマップ

最後に アクセス可能性 の整備が必要。

// PublicLayout.tsx の footer base bar
<nav aria-label="法務ナビゲーション">
  <Link href="/privacy">Privacy</Link>
  <Link href="/terms">Terms</Link>
  <Link href="/contact">Contact</Link>
  <Link href="/commerce">特商法</Link>
</nav>

そして sitemap.xml に 4 つとも入れる:

{ loc: `${SITE_URL}/privacy`, changefreq: 'yearly', priority: '0.3' },
{ loc: `${SITE_URL}/terms`, changefreq: 'yearly', priority: '0.3' },
{ loc: `${SITE_URL}/contact`, changefreq: 'yearly', priority: '0.3' },
{ loc: `${SITE_URL}/commerce`, changefreq: 'yearly', priority: '0.2' },

AdSense は クローラがフッターを辿って到達する ことを期待している。直接リンク + サイトマップの 2 系統で確実にする。

まとめ

法務ページは「面倒だが避けて通れない」と思っていたが、雛形を踏襲して 4 ページ書くだけなら 半日で終わる。書いてしまえば、後の収益化の判断が一気に軽くなる。

公開前にやっておく。後で増えたコンテンツに合わせて改定する。

それで十分だ。

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