Vol.042025年12月9日
Essay

同じカフェに通い続ける理由

近所には他にもカフェがあるのに、3 年間ほぼ同じ店に通い続けている。新しい店を試さないことに、ある種の意味がある。

SoraEndo · 2025年12月9日 · 1 min
SoSoraEndo2025年12月9日1 min374

家の近くに、3 年間ほぼ毎週通っているカフェがある。

別のカフェも近くにある。新しい店も、何軒かオープンしている。それでも、たいてい同じ店に行く。


理由は、たぶん「読書のため」だと思う。

新しい店に入ると、店内を観察してしまう。インテリアを見て、メニューを見て、店員の動きを見る。目が情報を集めるモードになって、本に向かない。

毎週通っている店なら、もう観察するものがない。座る席も決まっている。注文も決まっている。だから、座った瞬間に本を開ける。


飽きないか、と聞かれることがある。

正直なところ、店には飽きていない。けれど、店の何かに飽きないようにする努力を、無意識にしている気がする。

たとえば、同じ店でも違う席に座ってみる。違う時間帯に行く。違う本を読む。

変えられる変数は、自分の側にいくらでもある。場所を変えなくても、十分に新しい経験ができる。


新しい店を試さないことを、保守的だと思っていた時期もあった。今は、これも一つの選択だと思っている。

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