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記事一覧
技術、設計、AI、過程、随筆。書き散らしたものをゆっくり並べ直しています。211 本。

Apertus を運用者目線で読む — 完全オープンモデルと Sovereign AI の損得
重み・学習データ・学習レシピまで全公開する基盤モデル Apertus を、自前で運用する側の損得で読み直します。Sovereign AI が解くのは賢さではなく依存のリスクで、完全オープンの実利は監査のしやすさにありました。品質ギャップと撤退の容易さも踏まえ、全面置換ではなく保険として持つ構えを整理します。

間違った抽象を作るくらいなら重複を選ぶ — 「Prefer duplication over the wrong abstraction」を運用者目線で読み直す
重複を消すために作った抽象が的外れだと、その抽象は元の重複よりずっと高くつきます。Sandi Metz の格言を入り口に、誤った抽象が生まれる仕組み、見抜くための 5 つのサイン、まず重複へ戻す剥がし方、重複を許してよい境界線を運用者目線で整理しました。

大きいモデルほど幻覚が減るは成り立つか — AA-Omniscience を運用者目線で読む
AA-Omniscience の幻覚率ベンチで、商用大型の GPT-5.5 が 86%、MIT ライセンスでより小さい GLM-5.2 が 28%。「大きいほど幻覚が減る」という直感が崩れた結果を入り口に、知能指数と幻覚率という別々の軸をどう読み分け、自分のタスクでどう測るかを運用者目線で整理しました。

夜のカエルの声で、季節を知る — 田んぼ沿いの帰り道
梅雨の夜、田んぼ沿いの暗い道を歩くと、目より先に耳が初夏を教えてくる。景色が見えないぶん満ちてくるカエルの声を入り口に、視覚ではなく聴覚で季節の変わり目を受け取ることについて書いた、初夏の夜の観察。

ノルウェーの小学校 AI 原則禁止を運用者目線で読む — 「手順を飛ばさせない」設計
ノルウェーが 2026 年 8 月から小学校で生成 AI を原則禁止にしました。年齢で段階分けされた規制の中身を整理し、「子どもが学習の手順を飛ばす」という懸念を、AI プロダクトやプロンプトを作る側の設計要件として運用者目線で読み直します。

mise で開発環境を 1 ファイルに寄せる — ランタイム・env・タスク・CI の運用記録
言語ランタイム・環境変数・タスク実行を mise.toml の単一設定にまとめ、asdf + direnv + Makefile の三重管理を畳む運用記録です。tools / env / tasks の各セクション、jdx/mise-action でローカルと CI を揃える方法、trust や lockfile の落とし穴までを運用者目線で整理します。

.gitignore だけが「無視」じゃない — Git の無視を運用者目線で棚卸しする
ファイルを Git から外す方法は .gitignore だけではありません。.git/info/exclude のローカル無視、core.excludesFile のグローバル ignore、追跡済みファイルを扱う git rm --cached / assume-unchanged / skip-worktree を、worktree ベースのソロ開発の運用目線で使い分けます。

自分は LLM の重みの中にいるのか — 学習データ帰属を運用者目線で読む
intheweights.com が投げる『あなたは学習済みモデルの重みに含まれるか』という問い。memorization と membership inference の違い、なぜ『含まれる』の判定が難しいのか、そして fine-tune や RAG で自分が『他人を重みに入れる側』になったときの運用者の責任を整理します。

backdrop-filter では作れない「屈折するガラス」— iOS 26 Liquid Glass を Web で再現する判断軸
iOS 26 の Liquid Glass がガラスに見えるのは、半透明やぼかしではなく背景がレンズのように歪む屈折のためです。CSS の backdrop-filter は仕様上この屈折を作れません。WebGL シェーダーで屈折をどう実装するか、そして設計者として「いつ CSS をやめてシェーダーに切り替えるか」の判断軸を整理します。

GET に body を付けたかった人へ — HTTP QUERY メソッド (RFC 10008) を運用者目線で読む
2026 年に RFC 10008 として標準化された HTTP QUERY メソッドを、Rails / Next.js の API を運用する立場から読みます。GET-with-body の回避策と POST /search の嘘を、安全で冪等で body 付きの新メソッドがどう置き換えるのか。キャッシュ設計という一番の論点まで含めて整理します。