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#記憶

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麦茶のボトルが冷蔵庫に戻る日 — 夏の支度は飲み物から始まる
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麦茶のボトルが冷蔵庫に戻る日 — 夏の支度は飲み物から始まる

5月末、やかんで麦茶を沸かして冷ましてから冷蔵庫に入れる。毎年この一本で夏が始まる。台所の小さな合図と、季節の境目に手が勝手に動く所作についての随筆だ。

2026年5月31日 06:04
窓を開ける時間が、少しずつ伸びている
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窓を開ける時間が、少しずつ伸びている

5 月下旬の朝、作業部屋の窓を開けてからキーボードに触るまでの数分が、4 月よりも伸びている。風の匂い、台所のドリップ音、まだ蝉のいない静けさ。エアコンを入れる前のたった 2 週間に書いておく、窓辺の観察。

2026年5月24日 10:07
梅雨入り前の数日、空が一番青い
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梅雨入り前の数日、空が一番青い

5 月の半ば、走り梅雨が始まる前の数日だけ、空の青がやけに濃くなる。雨を予感している空気は澄むらしい、という気象の話と、終わりが見えている時の透明感を歩いて書いた、5 月の境目の記録。

2026年5月18日 03:50
夏の終わりに残る、海の音
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夏の終わりに残る、海の音

8 月末に行った海辺で聞いた波の音が、9 月に入っても耳の奥で聞こえる気がする。記憶の音について。

2026年1月11日 18:00
夜中に書いた手紙を、朝に読む
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夜中に書いた手紙を、朝に読む

夜更けに思い立って書いた長い手紙を、翌朝読み返すと、別人が書いたように見える。朝と夜の自分の距離について。

2025年11月14日 07:00
12 月のキッチン、白い湯気
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12 月のキッチン、白い湯気

冬の夜にやかんを火にかけると、湯気がやけに白く見える。それを見ながら、紅茶でも淹れるかなと思う 30 秒の話。

2025年8月4日 21:00
古書店で見つけた、半分しか読まれていない本
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古書店で見つけた、半分しか読まれていない本

神保町の古書店で買った本は、しおりが 142 ページに挟まったままだった。前の持ち主は、なぜここでやめたのか。

2025年7月5日 15:30