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記事一覧
技術、設計、AI、過程、随筆。書き散らしたものをゆっくり並べ直しています。211 本。

Kakehashi で macOS バイナリを Linux ARM で動かす翻訳層を運用者目線で読む
macOS 向けにビルドされた ARM64 バイナリを、再コンパイルなしで Linux ARM 上に載せる実験的な翻訳層 Kakehashi。仕組みと動く範囲、×5.2 の遅さを CI コストが飲み込む理屈を運用者目線で整理します。

遠くの花火の音だけが、窓越しに届く夜
真夏の夜、どこかの花火大会の音が数秒遅れて窓に届く。光は見えず、腹に響く音だけが残る。見えないぶんを想像で組み立てながら、その遠さそのものが夏の記憶になる夜のことを書いておく。

superfile に学ぶ TUI ファイルマネージャの設計 — 描画・キーバインド・状態管理を読む
GitHub で 2 万スター超の Go 製ターミナルファイルマネージャ superfile を、機能紹介ではなく設計のサンプルとして読む。Bubbletea の状態管理、マルチパネルの描画、TOML で外出しするキーバインド設計を、自作 TUI の判断材料として運用者目線で棚卸しする。

午後の入道雲は、空に建つ一日限りの建築だ
真夏の午後、南の空にみるみる育っていく入道雲を見上げる。輪郭が立ち上がり、頂は氷の帽子をかぶり、夕方には崩れて消える。速く生まれて速く失われる、空に一日だけ建つ巨大な建築を眺めた随筆。

Gemini 最新モデルで temperature / top_p / top_k が無視される — サンプリング廃止を運用者目線で読む
Gemini API 公式ドキュメントが、最新世代のモデルでは temperature・top_p・top_k を deprecated かつ無視すると明記しました。将来世代では HTTP 400 になります。何が効かなくなり、既存コードのどこを直し、代わりに何で出力を制御するかを運用者目線で整理します。

outlines が LLM 出力を JSON に強制する仕組み — 制約付きデコーディングを運用者目線で読む
dottxt-ai/outlines は LLM の出力を JSON・正規表現・型に強制する構造化生成ライブラリです。正規表現を FSM に変換し次トークンをマスクする制約付きデコーディングの原理と、構造は保証しても中身は保証しないという運用上の落とし穴を、実運用の判断軸から整理します。

Claude Code の中身が Rust 版 Bun に静かに入れ替わっていた
v2.1.181(2026-06-17)から、Claude Code のランタイムは Rust 移植版の Bun v1.4.0 に置き換わっていた。11 日で 100 万行を移植した Bun 公式の種明かしと Simon Willison の検証を整理し、手元のバイナリでも strings で裏を取った記録。

夕立に足止めされて、軒先で数分だけ立ち止まる
降水確率 10% を信じて折りたたみ傘を置いて出た金曜の夕方、梅雨明け最初の夕立に捕まった。コンビニの軒先で雨柱を眺めて過ごした 8 分間に聞いた雨の音、ペトリコールと呼ばれる匂い、そして予定に強制的に割り込んでくる時間が思ったより悪くない、という話。

975B の open-weights は誰が動かすのか — Inkling を運用者目線で読む
Thinking Machines Lab が公開した open-weights モデル Inkling は、総パラメータ 975B / active 41B。個人の機材にはまず載らない。それでも運用者に効く理由を、thinking effort によるコスト制御、effort=0.99 前提のベンチマーク、そして「借り先を選べる」という exit の観点から読み解く。

破壊的コマンドをローカルで止める dcg を実運用で評価する
coding agent に端末を預けると、rm -rf や git reset --hard は実行後にしか気づけない。Rust 製の dcg は、その一瞬に割り込んで破壊的コマンドを実行前に止めるローカルのガードレールだ。既定パック、逃げ道の設計、fail-open の思想を、実際に導入した手触りから評価する。